【釣具に歴史あり】アブ・ガルシア編 第4回

釣具に歴史あり。アブ・ガルシア編の最終回となる第4回はスタッフ釣行。ツリグラスタッフがアブのタックルを使い倒します!

テーマは「ベイトフィネス初心者 × 渓流プラッキング」。

ベイトフィネス初心者のスタッフぐっちーがロキサーニBF8と共に成長していく、山あり谷ありの渓流釣行。ビギナーが少しずつ成長していく「釣りのリアル」をお届けします。

【前回までの記事はこちら】
第1回「すべての起源、アブ社の創立」
第2回「伝説的リール・アンバサダーの登場」
第3回「商品開発の哲学とは?」


伊豆半島 狩野川へ

向かったのは早春の狩野川。ぐっちーは渓流プラッキングの経験こそあるものの、ベイトタックルで釣りをするのは初めてです。今回はベイトフィネスならではの強みを生かし、美しい渓魚との出会いを目指します。メインターゲットとなるのは「アマゴ」。果たして釣果を得ることができるのか!?


使用するリール

メインで使用するのはロキサーニBF8。アブ・ガルシアのベイトフィネスエントリーモデルです。入門者向けながら機能をふんだんに詰め込んだハイコスパリール。

合わせるロッドはトラウティンマーキス ナノ TMNC-575L MB。2019年発売の5本継パックロッド。

同行のスタッフはアンバサダー2500Cを使用。とにかく「カッコイイ・・・」という言葉に尽きます。軽量ルアーを快適にキャストするにはカスタムが必要ですが、投げてみると10m程の飛距離は出るようです。支流域では最低限の飛距離は出るためスポットで使用することに。

さすが渓流でも「映える」リール

ビギナーへの洗礼

ベイトリールの宿命とも言える「バックラッシュ」。初期セッティングでナイロンの8lbを巻いていたのが災いし、トラブルが多発します。加えてブレーキ設定にも苦戦。「完全にセッティングミスだ・・・」と悔いるぐっちー。一日の釣りを快適にするため手持ちで最も細いフロロ3lbに巻替えます。

するとライントラブルは多少あるものの、快適に釣りができる状態に。ぐっちーもブレーキのセッティングに少しずつ慣れてきたようです。4g程のルアーならば渓流では十分すぎる飛距離が出ています。メカニカルブレーキはスプールがガタつかない程度、マグネットブレーキ(マグトラックスブレーキ)は半分程度で快適にルアーが投げられるようになりました。


徐々に「ベイトフィネスのメリット」を感じるように

開始から数時間が経過。
「おお、いいとこ入った!」
と徐々にキャストも決まるようになってきた様子。ロッドの弾性を利用してルアーの飛距離を伸ばせるようになってきました。たまに派手なキャストミスで木の枝にルアーをぶら下げることはあるものの、少しずつ成長の兆しが見えます。

渓流ベイトフィネスのメリットは何と言っても手返しの良さ。スピニングのベイルを倒す動作が省略されるため、ポンポンとポイントに入れることが可能です。特に歩きながらスポットを打っていく渓流の釣りではこのメリットが非常に際立ちます。とは言え、正確なキャストでピンポイントにルアーを落とすにはアングラーの慣れも必要。アンダーハンドキャスト・バックハンドキャストなど多彩な投げ方を練習することでよりベイトタックルのメリットをより感じることができます。


勝負の後半戦へ

午後からは支流の開けたポイントに移動。午前中はアタリが一切無く、時が経つほど焦りも出てきます。

透明度が高い狩野川支流
釣り上がると滝つぼがある大場所も点在

奇跡的な出会い

釣り上がってもアタリが無く場所を移動することに。小規模河川を攻めてみます。なんと、この場所で魚のライズが!

チャンス到来と言わんばかりに丹念に探りを入れると・・・。ついに待望のヒット!

ベイトフィネスタックルで初めて手にした1匹

釣れたのは18cmほどの綺麗なアマゴ。

「初めてアマゴが釣れた時くらい嬉しい!何よりベイトで獲れたのが・・・笑」
苦労した分、キャッチした時の喜びも格別です。この後も本流に移動しキャストを続けましたが、今回の釣行はこの1匹で終了。メモリアルフィッシュの興奮冷めやらぬ中、帰路につきました。

スタッフぐっちー
ぐっちーのコメント

釣果は1匹でしたがとにかく釣れてよかったです!正直最初はセッティングに苦しみましたが、キャストのコツを少しずつ掴んでいくことができました。初心者なりにタックルのインプレを。
■ロキサーニ BF8・・・「フィネスには興味があるけどいきなりハイエンドモデルには手が出せない・・・」という方にオススメです。僕も同じ理由でロキサーニを購入しました。セッティングさえできればキャストも問題なし。ランガンのシーンではルアーキーパーが付いているのも嬉しいポイントです。 もっと快適に釣りができるように自分なりにカスタムもやってみたいと思います!
■トラウティンマーキス ナノ TMNC-575L MB(マルチピースモデル)・・・適度な柔らかさで渓流域では取り扱いがしやすいレングスだと思います。 魚を掛けたときもパックロッドを感じさせない綺麗な曲がりをしてくれました。 Lクラスなので柔らかすぎず、ミノーをアクションさせやすいです。5ピースと携帯性も良く、電車釣行がメインの方にもオススメ。

アングラーの成長と共に歩む釣具

今回の釣行でぐっちーはオーバーハンド・バッグハンド等の基本的なキャストはマスターした様子。一方でアンダーハンド(フリッピング)のキャスト精度にはまだまだ課題が残ります。このような誰しもがぶつかる壁に一緒に挑んでいくのがタックル。少しずつ成長していく釣り人の傍に、成長を共にした「想い出のタックル」があるはずです。

全4回でお届けした「釣具に歴史あり:アブ・ガルシア編」。スウェーデンの地で生まれたアブのタックルは時を超えて、現在も世界のアングラーと共にあります。

<使用タックル>
リール:ロキサーニ BF8
ロッド:トラウティンマーキス ナノ TMNC-575L MB(2019年モデル)
ライン:ナイロン8lb → フロロ 3lb(途中変更)
ルアー:4~5g前後のプラグ

【前回までの記事はこちら】
第1回「すべての起源、アブ社の創立」
第2回「伝説的リール・アンバサダーの登場」
第3回「商品開発の哲学とは?」