–ついに出た、良型イワナ!しかし出会ったのはイワナだけではなく・・・–
木曽川支流・上流部へ
この日もAM4:00頃起床。
なんとか良型を出したいところ。なんたってリミットはあと2日しかありません。
この日向かったのは木曽川支流・白川。
車で走っているとサルが普通に車道に出てくるような山中です。
この時点で、
「子連れのサルを見かけたらなんかラッキー」
と思うくらいサルを見慣れていました。(よくわからない基準ですが)
↑ 入渓点はこんなかんじ。車も近くまで通れます。
コンディションはいい感じ
前日夜に雨が降った影響で若干霧が立ち込め、川は白濁している模様。
「増水すると大型が出やすい」というのはネットの情報で掴んでいたので何となくチャンスだと思っていました。
白濁した川を滑らないように注意しながら釣り上がります。
ルアーはミノー。DUOスピアヘッドリュウキ 45Sをメインに使用。
早速、流れがゆるんだ場所で根掛かり・・・かと思いきや、ラインがグイグイっと動きます。
「お、魚だ!」
上がってきたの木曽川に来て最大の25cm!
小さな1歩。
しかし渓流初心者の私にとっては本当にうれしい1匹!
その後、アタリが遠のきAM10:00頃に。少し休憩。
木曽に来て6日目ですが、周りの景色に飽きることはありません。
少し開けたポイントに。
同じくスピアヘッドリュウキを投げますが、流れの強さに負けているのか沈みが遅いような気がします。
ということで本流用にとっておいた重めのミノーにチェンジ。
ジャッカル Tricoroll 流芯 70HW:9.2g
何度かポイントを通すとフォール中に
「こつん」
という感触が。
岩にルアーが当たったかな?と思い、竿をあおってみると・・・。
「ゴン!」
魚やないか~い!慌ててフッキング!
28cm(くらい)!キター!
サイズも嬉しいですが、魚体がきれい。
撮影中にミミズを吐き出しました。
流れてくる生き物に何でも飛びついているんでしょうね。
興奮も束の間、唯一流れを攻略できそうなトリコロールを根掛かりでロスト・・・。
昼飯でも食うか・・・。
事件
退渓点を探そうとウロウロしていると、川の向こうにある黒い岩が動いています。
ん、動いている?
熊。
一瞬、時間が停止。距離30mほど。
大きさは1.2mくらい、ツキノワグマです。
川を挟んでいますが、完全に目が合ってしまったので石を川に思い切り当てて音を出し、大声で威嚇。
奇跡的に逃げてくれました・・・。
あぶなっ。笑えない。
※恐らく対処法は間違っているのでマネしないでください!!!
反省ですが、熊対策は鈴だけでは不十分みたいです・・・。
ラジオを付けながら移動したり、爆竹を定期的に鳴らしながら歩くのが正解とのこと。
九死に一生を得ましたが、これは最悪のケースです・・・💀
車を停めている下流のほうに戻ると・・・。
またも熊。
おそらく先ほど遭遇した熊です。今度は距離50mくらいはあります。
小さくて分かり難いですが、真ん中あたりの黒いのがそうです。
水浴びをしてる様子。
試しに大声で威嚇してみますが、今度は効果なし。
人間の声に慣れてきているのかもしれません。
幸か不幸か一度目の遭遇で声に驚いてくれてよかった・・・。
ダッシュで退渓。
脳内では童謡「森のくまさん」がエンドレスリピートされます。
これから渓流釣りに挑戦しようとしている方、もしこの記事を見ていらっしゃったら本当に気を付けてください。
熊に遭遇してからでは遅いです。(かく言う私もまさか本当に遭遇するとは思ってませんでした・・・)
対策だけはどうか万全に。
さて、気を取り直して釣れたイワナ約28cmを検尺場に持ち込んでみます!