ダイワ:スティーズ SC 6111M/MHRB ファイアウルフ のクチコミ・インプレ
2016年、川村入魂のショアコンペティションシリーズがいよいよ産声をあげる。かつて川村が溺愛していたバーサタイルモデルと言えばブラックレーベルBL-PF701MFBが挙げられる。撃ちに巻きにと、陸っぱりで使用頻度の高いルアーのほぼ全てを網羅する秀作モデル。しかし、BL-PFといえば、元々は撃ち物を主力としたモデルで、巻き物では限界点が早々に訪れる。特に、乗りを重視するクランクベイトでは飽くまでも代用の域を超えることはなく、主軸はやはりワームおよびワイヤーベイトだったのは事実だ。「現在のダイワバスロッドの最高峰素材で、妥協なく一から理想を追求したらどうなるのか。単純にそこにも興味があった。」仕上がったのは前述モデルとはまたひと味異なるテーパーだった。より軽く高反発なSVFナノプラスを採用して、より深く曲がるレギュラーテーパーへと変貌。通常なら巻物系のロッドになりがちなテーパーだが、掛け感も同時に身に付けることに成功。ブランク全体に若干の張りをもたせることで曲がりながらも掛け感を追求したのだ。この発想は川村のもう1つの愛機、STEEZウェアウルフ661MFB-SVの設計思想からインスパイア。SVFナノプラスを採用することで、軽量かつ高感度を身に付け繊細なティップを搭載する事で、通常のルアーはもちろんベイトフィネスへの対応力を向上させていったのだ。 「これまでにない竿。軽いのにピーキーじゃない。軽くて高感度で曲げていくと粘りがある。」 相反する要素を絶妙にミックスしたバーサタイルの極み。ショアコンペティションの中核を成すのがこの1本だ。
カテゴリ― | バスロッド |
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メーカー | ダイワ |
メーカー希望価格 | 66,420円 |
全長 | (m)2.11 |
継数 / 節数 | 1 |