アイナメ
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データ取得日時:2025.2.22(土) 20:43
アイナメ(鮎魚女、鮎並、愛魚女)、学名 Hexagrammos otakii は、アイナメ科に分類される魚類の一種。日本~朝鮮半島沿岸の比較的塩分濃度の低い岩礁域に広く生息する底生魚で、食用種。「アブラメ」などの別名も多い。種小名の otakii は、大瀧圭之介(おおたき けいのすけ:1894年スタンフォード大学卒、帰国後農商務省水産局勤務)への献名。大瀧は本種を記載したD. S. ジョーダンの教え子であり、もう一人の記載者E. C. スタークスの学友に当たり、1年前にスタンフォードを卒業して帰日していた大瀧が東京市内で購入し送ったアイナメ4尾が新種記載に用いられた。こにりより2人は大瀧の名を記念してアイナメの学名を otakii (大瀧の- )とした。
属名の Hexagrammos は古代ギリシア語の「ἑξα-(hexa-)=6の-」+「γράμμα(grámma)=文字・サイン」で、このグループの側線が6本あるように見えることに因む(実際には5本)。これにより中国名は大瀧六線魚(大泷六线鱼)である。
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